2005年03月14日

3/13 山崎まさよし 市川市文化会館

山崎まさよしのワンマンはこれが2度目。前回も今回もバックなしのひとりぼっちライブ。今回のツアーもすごい数あるのだけど、どの公演もなかなかチケットが取れないらしい。妹とその仲間たちはいつも、ファンクラブやイベンターの先行などあらゆる手段を使って複数公演申し込んで、抽選に当たった公演を仲間内で調整したり、友達を誘ったりしている。そんなわけで、私もその貴重なライブを観ることが叶ったのだ。

まずもらったチラシに載ってるグッズの数。すごいよ。Tシャツだけでも4種類。マグカップやら携帯ストラップやら缶バッチやら…。カーネーションなんてツアーパンフだってないもんなー。でももし、カーネーションのグッズがこれだけあったら、私は全部買うんだろうか?と考えてみた。…カーネーションの貯金箱…、カーネーションの目覚まし時計…。うーん…。

GパンにTシャツに、寝起き?というか風呂上り?というか、なーんか小ボンバーな頭で登場。この飾らなさがいいのだが、「ヒトサマの前に出るんだからもうちょっとこう…」とは妹の談(笑) しかしこの人が歌いだすと、本当に空気が変わるのだよねー。もうゾクゾクしちゃう。

ひとりぼっちのライブだからといってもただの弾き語りじゃない。なんていうんですかね、あのマシンは? タンバリン(正確にはナントカと言うらしい:汗)のリズムと、ギターのパターンをマシンに録ってループさせ、それに合わせて、ギターと歌とハープ、と時々笛類。

その最初のパターンの録音作業がたのしい。「どーしよっかなー」(ドンチャカスカチャン)「ちゃうなぁ…」(ドンスカチャチャチャン)…みたいな(笑) 出来たパターンに「よしよしっ♪」とノリノリになりながら曲に入るのだが、自分の家でがちゃがちゃ遊んでるのを見ているようだよ。

ギター一本のときもどうもバスドラのような音がする。右手でアルペジオを弾きながら「タンっ」って打ってるんだろうけど、それにしちゃいつも同じ音でハッキリしてて、ホントにバスドラみたいな音なのよ。妹に解説を求めると、「いやー『魔法の手』ですから」と。確かに、タンバリンだって、どうやったらそんな音が出せるんですか?っていうような動き方だよ。

この日のライブは、古い曲がすごく多かった。そういえば私は最近のアルバムは多分そんなに聴いてないけど、ほとんど知ってる曲だった。『名前のない鳥 』も『僕はここにいる』もトリトリだったのだが、やっぱり『One more time〜』はすごい。ぞわぞわー、そしてうるうるーなのだ。もう説明できないよ。(いつもできてないか…)

実は前にまさよしさんのライブを観たとき、ステージと客席の温度差をすごく感じてしまってなんかちょっと後味が悪かったのだ。今回と同じひとりライブだったのだが、まさよしさんはじっくり聴かせたい、なのに客席は「おーどーりーたーいー!」なんて言ってたり、いきなり立って踊りだした客席に、「うわー、なんでこの曲でそうくるかなぁ」と戸惑って見せているような。

でも今回は、お客さんもちょっとおとなしめというか、分別があるというか、まさよしさん曰く、「しっとりとオトナに仕上がってらっしゃる」(ようわからん…)感じで雰囲気はすごくよかった。

というか、まさよしさんの方が前回を反省したのか、お客さんのニーズをちゃんと踏まえて、前回見たときよりも、アンプラグドだけどノリのいい曲が多かったように思った。MCの中にも「まぁバラード歌手だと思われてもなんなので」とか、「『おーどーりーたーいー!』(って言いたいんでしょ?)」とか言ってたし。

ただ、いたーいファンはいたけどねぇ。まさよしさんがチラッと見るたびにすごい勢いでぶんぶん両手を振ってアピールする女。隣のカップルは、MCの時に二人していろいろ叫んでは「よしっ!今の絶対聞こえた!」とか「ちっ、これはダメか」とか言ってる。そういえば、思ったより男子が多かった。いつもはカップルで“彼女の付き合いです”的な男子が多いのに、この日はアクティブな男子が多かったらしい。男子ファンが増えたのか、たまたまなのかは不明。でも男二人組もいたよ。

この日のライブは、何よりまさよしさん本人がすっごく楽しんでいる風で、アンコールでは喋りすぎて「まずい、このままじゃ歌に行けない…」なんて言ってたほど。やっぱりライブは本人が楽しそうなのが一番だ。個人的には最後の方で、マシンにやらせるように客席にコーラスをループさせて、満足げにわははと喜んでいたのがおもしろかった。

すごーく楽しいライブだった。スガくんの、完璧なまでに作りこんだステージとは対照的に、のんびーり、自宅で遊びに来た友達に聴かせているようなライブ。

こんな風に、力まず自然体で好きなようにやっているように見えて、それなのにちゃんと商業音楽に乗っかってるっていうのは何でなんだろう?と思った。でも、初期の頃は「売れるために」って悩んだ時期もあったらしいのだ。やっぱり「売れた」から好きなように出来ているのかな。それとも、やっぱり今でもいろいろなことに妥協しながら、それを見せないようにしているのかな。

売れてしまうと、逆に制約や周囲の期待が大きくなりすぎて、アーティストが本来思っているような活動が出来なくなるんじゃないかって思っていたけど、実際はどうなんだろう?
posted by あや at 21:16| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | ライブ
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