2006年12月16日

12/9 カーネーション 『ROCK LOVE』 SHIBUYA-AX 〜 【2】 妄想編

061209_AX.jpg【1】 記憶編 のつづきです。)

 ライブ観てるときはちゃんと記事書くつもりで観てるから、この曲のこのピアノが!とかサックスが!とかいうポイントがいくつもあったのをいちいち全部憶えてるつもりだったんだけど、やっぱ無理でした(爆) あー悔しい! けど、今回のは来年 DVD になるそうなので、そのときにまた感動が蘇るだろう。

 今回ね、やっぱロベルト率いるホーンがすごく良かった。(さっきからロベルトロベルトって呼び捨ててすみません、だってなんかロベルトー!って感じなんだもの。愛込もってますから) 西池さんの絡み方に似てるなーと思ったのは、カーネーションのことをすごくよく分かってて “寄り添うような” ホーンだと思ったからかも。

 コーラスは、実は桃ちゃんに懐かしさを憶えてしまって、武田さんにちゃんと注目して聴けなかったなー。もったいないことをした。ギターは、前半が長見さん、後半が西池さん、だったな。休憩のときの心配は無用でした。シュンくんも随所でおおお!というとこがあったんだけど、ホーンと同じくここってのをちゃんと憶えてない。ていうか遠かったよーシュンくーん。

 こう思うと、一番見てなかったのはメンバー 3人だったような気がする。だはははは。けど、今回はそれでいいのだ、と思う。だってこれは年に一度の年末の、スペシャルなライブ。もともと見せるものが違う。

 今回はねえ、3人がすっごくすっごく楽しそうで嬉しそうだなぁと思った。最初の方でも書いたけど、11人のカーネーションの中で、他の人と音を合わすことが楽しくて仕方ない、みたいな。MC でも、今回のライブはこれだけの人数がいるのに全体リハが少なくて、こっちで合わせ、こっちで合わせ、あっちはあっちで自分で考えてきてくれて、せーのでばーんと合わせたのが楽しい、みたいなこと言ってたしね。

 さあ、妄想に加速がかかります(笑)

 トリオになったばかりの頃は、ほんとガムシャラって感じで、とにかく 3人であることにこだわってた。Super Zoo のツアーでは、中森さんやシュンくんと一緒にやっても、3人であることをすごく意識していて、この 3人の三角形の立ち位置にまでこだわってたよね。それが、今年の Wild Fantasy ツアーでは、直枝さんを真ん中に、左右対称に大田さんと西池さんが立った。私、この立ち位置の話がすごく印象に残っていたので、もしかしたら、そういうのにこだわらなくなったのかもしれないなぁと、ぼんやり思っていたのだけど。

 中森さんやシュンくんや香取さんや青山さんや西池さんや、ええとあと宮川弾さんとか、いろんな色をさすことで、たぶん自分たちの思いもしなかったものが出て来たりとか、そういうことが楽しくなってきたのかなぁ、なんて。

 そんなこんなで、3人であることにそんなにこだわる必要はなくなった、というか、その時期は過ぎた、というか。何かに「こだわる」ことってカッコいいけど、漢字で書くと「拘る」って嫌な字だなぁとさっきから変換しながら思ってて、結局それって何かに囚われて、自由でないというか、可能性を狭めてることでもあるんだよね。

 だけど今カーネーションは、3人の枠を飛び出そうとしているなと。いろんな人と共演することで、どんどん広がっていくんだろうなと思う。今のカーネーションは、何だってできる、なんかそんな気までしてきてる。

 いつだって試行錯誤しながら、その時で最高の自分たちを経てきて、価値観の変化も素直に受け入れて、さらに先へ進もうとしてる。それが前進であり、進化であると思う。

どこへゆくのかわからないけど、おれはこの道でゆこう

 やっぱこれだな。どこへゆくのかわからないけど、私もついてゆこう。彼らの伝えたいと思うことを、正しく感じたい。彼らが楽しいと思うことを、一緒に楽しみたい。


 これは妄想だよ。私が勝手に膨らませたものだけど。

 5人時代は、5人の枠から出てなかったんじゃないかと思う。ライブのときもきっと、5人で思い描く音があって、(・・・いやそれはもしかしたら直枝さんの、だったのかもしれない) それを再現してきたような。

 ホーンを入れて、女性コーラスを入れて、キーボードもギターも入れて、5人時代の曲を演っても、5人時代とは全然違う。「booby show」とか「WACKY PACKAGES」とか聴くと分かると思うけど、まず、直枝さんの楽しんでる加減が全っ然違うのね。

 ロベルトが、本当にしみじみ、という感じで、「楽しい」って言ってたのを思い返すとなんだかじーんとしちゃう。10年前に、同じステージに立ってた彼が、一番それを肌で感じてたのかもしれないなぁ。

 緻密に計算された 5人時代のライブも、あの時はあれが最高で、やっぱり他の何よりそのライブが大好きだった。けど、今のもっと自由で、ワクワク感の溢れるライブの方が、私は好きだな。やっぱね、ステージの上にいる人の表情って、私にとってはものすごく大きい。それは音にも表れると思うし、伝わってくるものが違う。私にとってライブは音だけ聴くもんじゃない、感じるものだから。

 去年の AX の記事の中で私は、【去年の九段のときは、3人であることの「自信」を感じた。今年は5人時代に完全に「決別」したんだなって感じた。】と書いているんだけど、3年目の今年はね、「越えた」かなー。漢字 2文字で言えよって? けど、「超越」ていうほど大げさじゃないんだよな。5人時代とは別モノだと思うし。けど、越えた、な気がする。

* * *

 セットリストを iTunes でプレイリストにして何度も聴いてると、これはこういうことなんじゃないかとかいろんな妄想が広がって、心臓はバクバクいうし、顔はプルプルいうし(←泣く寸前)、だめだーね、年末のこれっていつもあとから来るや。

 ライブ見てるときは、きゃあきゃあ騒いで、終わったときはすこーんとなーんも覚えてなくて、ファン同士で語り倒したり、いろんな人の助けを借りて記憶をつないでいくと、だんだん、散らばってた意識が集まってきたり、あ、そうか!となるような気がする。この年末のライブは特にそう。これはねえ、もうほんと、大変なライブなんですよ。

 今回、がんばってアンケート出してきたけど、まーーすごい字で、わかりません、思い出せません、とかしか書けなかった。ライブ終わって会場出るまでなんて、一番わやわやなときよ。やっぱあんなのだったら出さないほうがマシだったかも・・・。

 今回はすっごく楽しかったな。終わったばかりのときは、なんかもうじーんとしちゃって、このじーんは一体何のじーんだろうってよく分からなかったけど、とにかく楽しかった、みんな笑ってた、他に意味なんかないんだろう。

 けどやっぱり、今回は上に書いたとおり、大勢のゲストに気を取られすぎて、メンバー 3人をあんまりよく観れなかったのだ。すっごく楽しかったから、「ANGEL」 まで気づいてなかったけど、西池さんのこと、足りない足りないって言ってたけど、3人の方が全然足りてない。

 ということで、欲求不満は募るばかり。久しぶりにガッツリ 3人のカーネーションが聴きたいなぁ。・・・どうです? そろそろ、ぼうふらとか。そして、早く来年のスケジュールを!
posted by あや at 03:45| 東京 ????| Comment(5) | TrackBack(0) | カーネーション
この記事へのコメント
うわーーー!あやさん!泣いちゃうよ!
すごくわかるんだよ、あやさんの言いたいこと!!

私もね、「長い休日」からスタートしたっていうのに深い意味を感じてしまったのね。
あれは5人時代の最後の曲だったし、そこからまた始まるけど、もうあの時のおれたちじゃないんだ、だから見てくれ聴いてくれ・・・みたいな思いがあったんじゃないかと。
と、こっちが思うほど本人達は何にも意識ないかもしれないけどね(笑)。

それとロベルトという一番古い共演者と、西池さんという最新の共演者、そして初めて共演する人たちをあんなに一堂に会せるのは、カーネーションというバンドがどれだけミュージシャンたちに信頼されているか、ていうことの実証じゃないかな、って思ったよ。

そしてこれから3人だけのライブはもう絶対にないっていうのはありえないと思うし、いろいろ思う人たちはいるかもしれないけど、心配ないと思うんだ、私は。
それに直枝さんがあんな楽しそうにやっている顔見せてくれることに喜び感じちゃうんだもん、私たちは(笑)。
やっぱりどこまでも追いかけて行くんだろうなー、これからも。
Posted by ツカサ at 2006年12月16日 09:57
うおー。あやさん、待ってました!っていうかすげーボリューム(笑)!
第一部第二部って、途中休憩が入るのね(笑)。
んもう、がっつり読ませていただきましたよ〜、なんか感動…。
バンドとともに歩んできたファンならではの視点って、
こんなに深くてこんなに愛にあふれてるのかあ…って。うらやましさ感じるぐらいだー。
昨年、一昨年と比べての話、たしかにそうだなーって思わされた。
今の3人だから、「11人のカーネーション」になれたんだろうね。
誰がどんな風に入ってきてもぜんぜんOK!っていう自信、
そのことで出てくるものを楽しめるたくましさ、っていうのかな。
あー、なんかあやさんの記事のおかげでまた新たな「じーん」がやってくる(笑)。

それにしてもやっぱり、誰見ていいか困ったよね!
あやさんの記事読んで思ったのは、かなり席にも左右されたのかな?ってこと。
私は、なんだかメチャ西池さんにココロ持ってかれちゃってたから(笑)。

というわけで毎度ながら「記憶編」のほうにTBもさせてもらいました〜。
ほんと素敵な記事ありがとー。
Posted by moonlightdrive at 2006年12月16日 12:53
◎ツカサさん

そうそう「長い休日」。5人時代最後の曲なんだよね。カーネーションとしては 2年ぶりくらいのリリースだったので、「ほんとに『長い休日』だったねー」なんて言ってたのを覚えてる。そしたらすぐに 2人の脱退だもんね。終わりであり、始まりの歌。この曲 1曲目ってのは気合いを感じるよね。
とか言って、「こう来るとは誰も予想だにしなかっただろー、だーはははは!」 なだけだったりして(笑)

ところでこれ、久しぶりに引っ張り出してきて歌詞を見てたら、なんとも深い。これはあの時を思いながら今聴く歌だなーと。またしてもヤられてます。今頃。

    ぼくの気持ちは充分に満たされないけれど
    うまくきみにとどくようにボールを投げよう

    長い休日 坂道の途中/砂浜の時代

>カーネーションというバンドがどれだけミュージシャンたちに信頼されているか

そうだよねー。それと、逆に直枝さんがミュージシャンたちを信頼するようになったというか、心を開いたというか、そんな風にも感じるな。信頼と尊敬と、やっぱ愛でしょ、愛!

>直枝さんがあんな楽しそうにやっている顔見せてくれることに喜び感じちゃう

うん。それが何よりだよね。それが嬉しいんだよね。
直枝さんの思考回路というのかな、なぜ今こうなのか、とか、そこに至るまでの理由とか選択とか、そういう考え方全般・・・、んー、ルールみたいなもの?がすごく好きなので、どこへゆくのかわからなくても、ついてゆこう、って思えるんだよね。直枝さんのやることなら、きっと、分かるって。

はー。気になるのは来年のスケジュールですわね!


◎moonlightdrive さん

うはは、とうとう記事 2つに分けるほどのボリュームになっちまっただよー(笑) ごめんね、読む人のこと全然考えてなくて。オツカレサマ。読んでくれてありがとう。

>今の3人だから、「11人のカーネーション」になれたんだろうね。

うん。そうだと思う。月ドラさんの記事にあった、 【バンドのアイデンティティが揺らぐぐらいのメンバー再編をして、トリオの新しい音を模索して、CCCD問題の渦中で身を削るような悩み方をして、大資本から離れて自分たちで歩く道を選んで。】 っていうね。それがあったから今の 3人がある。全部必要なことだったんでしょうね。いわゆる、必然?

>そのことで出てくるものを楽しめるたくましさ、っていうのかな。

そうそれ! その辺が 5人時代とは違うとこだと思う。個人的にもセッションとか好きなので、これからもいろんな人とやってみて欲しいな。

>あー、なんかあやさんの記事のおかげでまた新たな「じーん」がやってくる(笑)

いやー、私は自分に都合のいい妄想さんなので、見たものにいろいろ自分で理由付けて、勝手に納得しちゃってるんだけどね。けど、それが楽しいんだよね。「じーん」をお分けできたなんて嬉しいわ。

いいなー、西池さんよく見えたんだ。でもま、西池さんには来週タマコでヤられてきますよ。初タマコ! けど、中原さーん! とか、鳥羽さーん! とか、また目移りしてそう・・・。
Posted by あや at 2006年12月16日 18:52
>どうです? そろそろ、ぼうふらとか。
驚きましたよ。実は私もTBした記事のおわりに全く同じこと書いてたんだけど、最後に消しました。なんかちょっと後ろ向きに取れるかなって思って。決してあやさん批判じゃありません。念のため(笑)。
やっぱ3人の代表曲ですよね。そう、見てる客が引くくらい長〜いぼうふらを久々に聴いてみたい!
Posted by nakamura8cm at 2006年12月16日 23:53
3人のカーネーションが見たいっていうのは後ろ向きのことじゃないと思うんですよ。トリオになった頃はそれが全て、それしかなかったかもしれないけど、そこから広がって広がって、今、があると思うので。だからファンの方も、こっちの欲求が満たされたから、久しぶりにこっちも、って思うのは自然な流れだと思います。やってるほうは、今終わったとこなんだから、ちょっとまて! と思うかもしれないですけど(笑)
ああ〜、ぼうふら、ふらふら! 聴きたいなぁ。もう次のライブが待ち遠しくて仕方ない!
Posted by あや at 2006年12月17日 09:28
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/29713847

この記事へのトラックバック