今日は母の買い物に付き合った。
母は生まれ故郷の四国と、私の実家である北関東にきものの教室を持っている。
実家の方では妹が留守を守っているので、母は月の最終週だけ実家に、あとは四国にという生活を送っている。
で、四国から実家に帰る途中で、よく浅草橋の問屋さんに仕入れに行くのだ。東京に住む私は時々それに付き合う。
この仕入れというのが豪快で見ていて本当に気持ちがいい!
今日は(この間も)たまたま貸衣装流れのセールをやっていて、いろんなものが山になっているんだが、この中から目に付いたものをポイポイ別の山に盛っていく。ひと通り見たらその山を2/3くらいに減らし、担当の人が肩に担いでダンボールに詰めていく。帯締めとか帯揚げなんかになると20個ずつとかポイポイ渡していく。
笑ったのが担当の人が「これ最終処分なんですよ。ホント7割引くらい」と言って持ってきたダンボールに入ってた夏物の反物を「あらそう」とか言って半分くらい買ってたってこと。他のお客さんは商売できているというより掘り出し物を探しに来ているという感じなので、この買いっぷりは相当目立つ。そんな母の横で散らかした反物とかクルクルやってるとこっちまで気分がいいものだ。
でも、ここは本当に安いのだ。たまたま貸衣装流れのセールというのもあるのだけど、夏の帯とか3,000円とか5,000円の値がついててさらに今日は3割引。まぁ確かにモノもちょっと汚れてたりするのだが、自分のところでも練習用に貸出す分だから構わないのだという。狙ってるわけじゃないのに私が一緒に来る日はいつも貸衣装流れの日ならしい。
「きものってさ、みんなすごーく高い高いって言うけど、私こうやって見てると全然高いと思わないんだけど」と言うと「ここでは安いものしか買わないのよ。高いものはちゃんとよく見て買うのよ」と言われた。
何を隠そう、私はこんな環境に育ちながらきもののことは全くわからんのだ。
小さい頃から当然母は私を同じ道に進ませたかったようだったけど、それに反発して反発して、反発しすぎて未だに自分で着れない私(大汗)
高校の頃、家でやってた一般のクラスにポーンと入れられたんだが、先生は母ではなく別の講師の先生で、先生も他の生徒さんも「学院長の娘さん」扱いで非常に居心地が悪かった。多分それが一番の原因で、私はきものをシャットアウトしてしまったのだ。
元々母とはずいぶん折り合いが悪いということもあり、お正月とかに習慣的にきものを着せてもらってるとき「あんたも自分で着れるくらいになりなさいよ」とかブツブツ言われるたびに、心の中でそっと、或いは堂々とぶちーんと切れる、を繰り返している。
5歳下の妹のときは私で学んだらしく、まず外部で基礎を習ってきて、和裁という既存の先生たちが持っていない技術を身につけて戻ってきて、最初から「学院長の娘さん」ではなく「先生」としてすんなりと入っていった。そりゃぁ本人の努力やキャラクターもあるし(おば様キラーなのだ)、元々縫い物好きだしセンスもよかったからなぁ。何より尊敬しているのは、あの母と一緒に仕事をしているというところなんだけど。
とまぁこんなわけで、私ときものは本当に縁がないのだ。まぁきものなんて40代50代になってから始めたって遅くないし、だいたい着る機会ないし。
だから仕入れについて来て「この浴衣かわい〜♪」とか言っても買ってもらえないわけなのだが。着ないのだから当たり前だ…。
でも今回はバックを3つも買ってもらったのだ〜♪
母はきものと同じくらいバックが大好き。前回もバック屋さんを回ったけど、私が遠慮しすぎて買ってもらいそびれてしまったのだ。
昔は母にお金を出してもらうのが本当に嫌だった。家族でご飯食べに行って自分の分を払おうとしたくらい。
でも、最近気持ちよく受け取ることもまた親孝行なのだと考えるようになったのだよ。
そうするようになってから、他の人に対しても少しずつ素直に受け取ることが出来るようになったと思う。
今日はその他にも、じゃこ天とちまきももらったのだ♪あとお昼ごはんもコーヒーもクリームみつ豆も!!
ごちそーさまでした>母様
2004年07月26日
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