お友達のサイトで姉妹について書かれていたので思い出した、とっておきのエピソードをひとつ。
* * *
私が小学校2〜3年生のころの話。
母のお財布からちょっと失敬して、5つ下の妹を連れて買い食いに行ったことがあった。駄菓子屋さん?の外のベンチに座り、中学校のテニスコートを見ながら、一緒に肉まんを食べた。
お財布から失敬、もそうなんだけど、うちは買い食い禁止だったので、私は妹に、「今日、肉まん食べたってこと、絶対お母さんに言っちゃダメだよ」と言ったのだ。妹は黙ってうなずいた。
その夜、母が仕事から帰って来るや否や、妹はダダッと走って行き、リビングに入ろうと暖簾をめくった状態の母に言った。
「おかあさんおかあさん、今日ね、○○○ちゃんね(←妹の名前)、
肉まんなんか食べてないからね」
当然、母は聞き返す。「なに、肉まん食べたん?」
「ううん、違うの、肉まんなんか全っ然食べてないの」
焦ったのは私のほうだ。「な、何言ってんの?」
その日、母より先に帰ってきてた父に、たまたま焼き芋を買ってもらって食べたので、「焼き芋じゃないの?」と言ってみると、うーんとちょっと考えて、
「あれぇ? そっか、焼き芋か」と頭をかいておどけて見せた。
そして、家族全員で「わはははは」と笑ってその場は収まったのだ。
・・・かわいそうに、生まれて初めてついた嘘だったんだね。ずっと、嘘つかなきゃって、お母さんが帰ってくるのを待ってたんだね。
その後、妹と買い食いをしたときには、「いーい? 肉まんの“に”の字も言っちゃダメだからね!」と念を押したのは言うまでもない。
そう、私はいたいけな妹に嘘を教えた、悪ーい姉さんだったのだ。
2005年07月25日
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