2007年10月08日

『The Sounds of ROCK LOVE』 全曲語り

COCP34498-thumb.jpg いやあ、素晴らしいっす、たまんないっす、止められないっす。私はあの日、何を観てたんだろう、何を聴いてたんだろう、って思った。ていうか、自覚はあったけどね。あまりのことにパニクって、どこをどう見たらいいか分からなかったから。

 これだけたくさんの楽器があっても、それぞれちゃんとバランス取れてるどころか、全ての音が主張して活かされている。そのことにまずビックリした。ほんとにビックリ。けどそれは、場所的なこともあったのかもしれないな。西池さんとシュンくんが聴こえ難いなーと思ってたし。

 いやー違うなー。この編成を初見で楽しむにはコーフンしすぎてたんだわ。この日の記事にも書いてるけど、私は拾って聴きすぎてた、思い入れで聴きすぎてたんだ。まっさらな状態で聴いた長見さんの 「あなたのあたま」 ではしっかりこの編成を楽しんでたから、たぶんそういうことなんだろう。だからこうやってリリースしてくれて、じっくりしっかり聴くことができてすごくうれしい!!

 このアルバムは、実際の曲順とは違うけど、ものすごくライブっぽく並べ替えてあるよね。すごく自然にライブを楽しめる、と思う。やっぱり盛りだくさん過ぎたか(笑)。けど、私的ハイライトだった 「ハイウェイソング」 と、大大大好きな弾き語りの 「Wild Fantasy」 が入ってなかったのが残念だった。けど、そんなこと言ったらキリがないな。

 では行きます。言っときますが、相変わらず長いっす。うざいっす。


◎MAGIC
 ホーンがこんなにもキラキラしてて、続いて聞こえてくるピアノとコーラスと長見さんのギターと、どんどん繰り広げられてく音にクラクラくる。広い会場特有のドラムがズンズン響く〜。ピアノがシュンくん炸裂!って感じでかっこえー! 大田さんが追えてない、とか言ってたけど、変わらずガンガン弾きまくってるじゃんね。この曲が1曲目だなんてコーフンする。というか最初、えええっ? こんなだったっけ? って、ポカーンとしてしまった。全ての楽器が素晴らしく主張していてバランスよくて、ああ、こういうことだったのかー!と思った。


◎スペードのエース
 これは覚えてる! CD でもホーンが効いてたので、自然に受け入れた、というかしっかり楽しめた、と思う。Aメロのジャッジャッジャーンのジャーン、が楽器が多いせいか、重たくてキモチイイ。ああーやっぱホーンがかっこええなぁ。ラップ部のトロンボーンがステキ。あああ、いいなーいいなーいいなー、豪華豪華、いいなーー。


◎気楽にやろうぜ
 そうそう、シュンくんのロマンティックピアノ〜。普通の女の子っぽいコーラスがすっごくかわいらしい。ギターのカッティングは軽やかでキモチイイし、ラッパは優しくまろやかな感じ。そんな中にねちっこいマダムギターが不思議。間奏では異色のようでいてしっくりくるんだよなー。ってうおー、いろいろ思うとこありすぎ〜。


◎Butterfly
 これこそ音が少ないほうが、と思ってたけど、分厚くてすごいいいー。しかもドラムもすごい活きてるし、ギターのカッティングも気持ちいい。サックスが妖しくて素敵。ピアノもすごい効いてるよなーって、全楽器に対してコメントしてどうするよ。最後のフェイクのコーラスが重厚でゾクゾクする。


◎Lovers & Sisters
 これはあれだ、ハーレム・アコースティック仕様だ。パタパタいうドラムとフルートが軽やかで、このコーラスも女の子っぽくてかわゆい。全体的にやわらくてまろやかやさしくて。直枝さんのスキャット(←っていうんでいいんだっけ? うううーふっふー、いえいえい、とかいうの)とか、サビの跳ねるような歌い方もすごいいいー。長見さんの絡み方も絶妙。この曲も編成によってすごい変わるよね。


◎My Little World
 これよこれ、めちゃめちゃビックリした。こんな始まり方だったっけ?って。けどそうだ、そうだったかもー! この曲とわかったときの会場のざわめき、ね。ていうか、コレを覚えてなかったなんて、相当混乱してたんだなー、と思う。ちなみにココは当日の曲順どおり。
 フィーチャリング桃ちゃん。ラバシスと打って変わってねちっぽく女っぽく。長見さんのテリトリーって感じだわね。けど、曲に入るとうひょーー、ドラムが優しい〜。いや、何もかもが撫でるように優しいよ。3人のときはブイブイ言わしてる大田さんまでも。間奏に入ると、直枝さんのアコギと両側の長見さんと西池さんの掛け合いと、妖しげなフルートとピアノと、どんどん熱が増してくベースと。うわー、大田さんのこういう高い位置でのベース、好きなんだなー。
 あらためて聴いてみて、一番驚いた曲かもしれない。終わったときはすこーんと記憶から抜け落ちてましたが。いやーすごかったんだわー。しっかしこの曲も変わるねぇ。


◎獣たち
 アレンジは割とオリジナルと変わってないようだけど、左右から聞こえる テーレレレ。2番に入ると西池さんがちょっとずつアレンジ加えてく。ああーーそうそう、これこれ! 去年のツアーを思い出す。男世界にマダムギターが似合いすぎ。なぜかあの深いスリットのドレスを思い出す。うおー似合いすぎ! 間奏のソロはコレ、直枝さんだよね? あーばくばくばく。


◎アイ・アム・サル
 もうこれなんて、これなんて、5人時代そのものじゃないか! 西池さんのキュワチョコはこれは鳥羽さん降りてるよう! 同じく大事なところは残してくれてるホーン。間奏に入るとこでは条件反射で「ヘイギター!」って鳥羽さんを呼ぶ声を思い出してしまう。うおーん(泣)。でこの間奏のソロにまで鳥羽さん降りてるし。あああ、胸がいっぱい胸がいっぱい! やばいわ〜、だけど、後半はちゃんと西池さんだし、ピアノはシュンくんのピアノだし、今のこのバンドの音になってる。最後の矢部さんのドラムの嬉しそうなことと言ったら! ああもう、こうやってヘッドフォンで聴いてても思わずピースマーク振っちゃうよ。(←ほんと)


◎地球はまわる
 5人時代の曲が続く。ここもほんとの順番どおり。 【アイ・アム・サル】 に続いてこれを聴いて、ああ、こういうライブをやりたいんだなって思ったんだ。前の記事でもちょっと書いたけど、あの頃とやりたいことは変わってないんだなって。あんなこともこんなことも乗り越えて、ひと周りふた周りも大きくなって、またこの場所へ戻ってきたんだ。「地球はまわり、わたしもまわる。わたしは変わり、地球は晴れる」 なんかもう、そんな風に思ったら泣けてきて泣けてきて・・・。でもやっぱり、『めだまやき!』って言いたくなるんだよなー(笑)。


◎未確認の愛情
 これは 当日は 2度目のアンコール 1発目だった。けどここにこの 3曲並べてるって、もう、5人時代のことを思い出してもいいってことなんだよな。(別に思い出すなと言われた覚えはないが)。しかもこの 3連発、ほとんどオリジナルのままのアレンジじゃない? あああ、気合入れて聴いてたらほんとに泣けてきた〜。
 けどここでコーラス二人をフィーチャー、ってとこがまたねー、このバンドへの想いっていうか、今、をすごく大切にしてるように感じる。・・・あ、また妄想入っちゃった。けどさー、ここ 3曲来られたら妄想も膨らみますでしょうって。


◎夜の煙突
 ああもう、たまんない、たまんないよもう! 矢部さんのドラムの何とうれしそうなこと!! 後半に行くにしたがって、だんだんみんなが壊れてゆく〜。途中でタンバリンに持ち替えたのはロベルトかなー。この辺からもうみんなぐちゃぐちゃ! ラッパももうぶちきれて、こりゃみんな走ってるねー。うわーっはっは、これはシュンくんの椅子の音だ(笑)。メンバー紹介のジャジーなジャム、みんなテキトウ〜に弾いてるようでかっこいい。メンバー紹介されて答える大田さんや矢部さんって割と珍しいと思うんだけど、そんなことない? 極めつけは直枝さんの最後の「サンキューーーうあーっはっはっはーー(壊)」 だよな。あれは何度聴いても笑えるわー。いやーすごい煙突だなー(笑)。


◎PARADISE EXPRESS
 アルバムではアンコールに見せかけてるけど、当日は本編最後だった。けど、大汗かいたあとのこの曲ってのもアリなんだよねー。アレンジはオリジナルの豪華版という感じ。ホーンとコーラスでキラキラ感倍増。この曲はホント、ジャケのピンクのキラキラライトのイメージ。まさに ROCK LOVE って感じだわー。


◎Lady Lemonade
 これは当日 2曲目だった。1曲目の 【長い休日】 は別の意味でビックリしてたので、このバンドの編成の豪勢さにまず驚いたんだ。特にコーラスのゴージャスさが尋常じゃない。この曲が大ラスも大ラスってどういうことなんだろ。・・・あ、最後の曲(夏の夜の夢)はいつもエンドロール代わりだからね。アルバム的には(架空ライブ的にも)ココが大ラス、だよね。私的には、ずーっと聴いてきてこの編成に耳慣れてきたところで、最初の衝撃を思い出す、的な役割はあるんだけど。・・・あ、そういうこと?


◎夏の夜の夢
 せつないなー。これだけの夢みたいなライブを聴かせたあとでさ、なんか終わってしまったって感じがするよ。ツアーでもライブ後の SE でかかってたしね。なんかでも、そんな、置いてかないでよーと思ってしまう。確かに声がちょっと軽くなったのかな、という気がした。のは、他に音がいっぱいあるからかな。それともやっぱり、痩せたからかな。 「What Do You Want To Know」 のとこが、気になる・・・。

* * *

 カーネーションとして表立った活動があまりなかった 8ヶ月、ソロや夕張でのライブを観てても、直枝さんは何か遠くを見てるなーって感じてた。それがなんだか分からなくてなんかずっともやもやしてたのね。いろんなリリースものの準備で、気持ちはカーネーションからちっとも離れてないってことは分かってたけど、ただ、変わるんだなってことだけはなんとなく感じてて。

やればやっただけ答えはその次の段階に移動して行くような感じがします。

 ROCK LOVE 後、今年最初の会報で、直枝さんはこんなことを言ってた。「ずっと続いてるレールの上は同じ」 だとも。

 この間のツアーで、なんとなーく感じてたことが、このアルバム聴いて、ものすごく腑に落ちた。なんだ、この重要な通過点を、私はただパニクって、水も飲まずに行き過ぎちゃってたんだな。このライブはお祭りなんだ、特別なんだからって、そう思ってたけど、こうして順番に並べてみると、たしかにずっと続いてる。変わり目が去年のツアーってのも、あーなるほどーという感じがするな。

 けどそれを、あの日ライブを観ただけで受け止めるには、すごすぎた。記憶がパンク、いや、メモリがいっぱいで書き込みできなかったって感じ? もーただでさえいっぱいいっぱいになっちゃうからねー、私のあたま。こんな風に、カタチにしてくれてほんとにうれしい。まだ映画もあるんだよね。うーー楽しみ!

いつも、そのときそのときのカーネーションを見てて欲しい

 これは確か、去年のどこかのインストアで直枝さんが言った言葉。私はいつも妄想が過ぎて勝手に不安になったりしてしまうのだけど、なんか今、すごく穏やかな気持ちでいる。こないだの恵比寿の記事にも書いたけど、大きな安心感。カーネーションは私にとって、もう一段階大きな存在になった気がする。

 ああもう、大好きだーー!!!!!!
posted by あや at 16:20| 東京 ??| Comment(2) | TrackBack(0) | カーネーション
この記事へのコメント
あやさん、全曲カタリ、おつかれさま♪ そしてありがとー!!
読みながら、「わたしもカーネーションが好きで本当によかったー!」って、うんうん頷きながら読みました。

 いつも、そのときそのときのカーネーションを見てて欲しい

わたしもすごーーく覚えています。
これはね、柏のときだよ♪

 そのときそのときのカーネーションを見てくれ
 そして、この先を期待してくれ
 そして、俺たちを信じてほしい 

って、直枝さんおっしゃってましたよ、あのとき。。。
(自分のブログからコピペしてみたー。)

わたしは行けなかったから、まるで新しいアルバムでも聴くかのように「The Sounds of ROCK LOVE」と向き合いました。
この場に自分が立ち会えなかったことを考えると、胸がキューーっと、息が詰まりそうになるくらい悲しいのですが、かたちにしてくださったこと、心底うれしいです。

 カーネーションは私にとって、もう一段階大きな存在になった気がする。

ああ、うんうんうん!! ほんとそう思うっ!(涙)

恵比寿で、直枝さん、

 ずっとよろしくお願いします。

って言ったじゃないですか。
それが すべて だと、わたしは思いますよ。
あやさん、何があったとしてもお互いカーネーションを応援してゆきましょー♪
これからもずっと、ずっと。。。ね。
Posted by あき at 2007年10月08日 19:40
あきさん、どうもー♪
そうか、柏でだったか! ありがとね。アルバム発売したばかりの頃でテンション高かったんだよね。それなのにすごく、重みがあるというか、かみ締めるように言葉にしてたなぁと、このところすごく思い出してました。
行った人でもこんなに胸ギューなんだから、行けなかった人はもっとギュギューでしょうね。けど、行ったのに何観てたんだ、自分!ていうのはショックでしたねぇ。ホントに形にしてくれてうれしい。

>ずっとよろしくお願いします。

そうそう! あれ、サラッと言ったのがカワイカッタよね。私もずっと応援していきたい。
あきさん、これからもずっとよろしくね♪
Posted by あや at 2007年10月09日 01:43
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