大友良英 (guitar)、勝井祐二 (e.violin)、坂本弘道 (cello)、芳垣安洋 (drums)
品川にこんなとこが出来たなんて知らなかった。根拠もなく、展示場みたいなとこなんじゃないかと想像していたのだけれど、こーんな(写真右)坂を上がったとこにある建物、の中にあるらしい。中に入るとなんつーのかな、デートスポットですって感じの映画館とか、なんとびかびかのメリーゴーランド。こちらはファミリー向けか。すぐ横のびかびかのエスカレーターは水族館へ続くらしい。あのー、とても一人で来るようなとこじゃなさそうなんですが。・・・と、かなりのショックを受けたのだけど、知らなかったのって私くらい?
その、びかびかのエスカレーターの脇を奥に行くとステラボール。開場・開演はかなり押した。ホールもステージもかなりでかっ! ステージには紗幕がかかり、向こうにはでかい「SHO-CO-JOURNEY」のでかい幕が。すごーいすごーい、て、こんな調子で書いてたらまた長ーくなるので、最近お気に入りの必殺箇条書き〜。と思って書き始めたのだが・・・全然前と変わんないや(爆)。
* * *
おもむろにドラムソロで幕開け、【True Romance】 。わらわらとバンドが出てきて途中から合流。バンドがみんな右寄りにキュッとしてて、こないだのジャック達デラックスを思い出してププとなる。ステージ左にはグランドピアノとウーリッツァ。そういうことか。曲の終わりにスティックを派手に後ろに飛ばす。
ピアノに移動しての 【Frederick】 。きやーーー!となるが、カーネーション or 弾き語りで聴き慣れていたので、この編成はなんだか不思議。坂本さんがチェロを普通のベースみたいに横に抱えて弾いてたのがショックだった。すご・・・、こんなの初めて見たわ。
早くもバンドは掃けて弾き語りコーナーへ。【Get Back】 はあまりに若くて演奏もつたなくて、自分でも聴くのを避けていたのだが、最近ふと聴いて、いいじゃん、という気持ちになれたと。器がでかくなったというか、未熟も許す、みたいな話。
【Father figure】 がめちゃめちゃ良かった。比較的新しい曲で、聴くのは何度目かだけど、メロディがすごくいいなぁと思ったのと、声が急に艶っぽくなった気がした。ココまで割と古い曲だったから、というのもあったかもしれないけど、気持ちの入り方がグッと深くなった気がした。「自分という謎を解き明かすのはもうやめた なぜなら私は今こうして生きているから」 みたいな歌詞だったと思うのだけど、なんか、なんかなんか、早速泣きそうになる。
こんなでかい会場でもやっぱやるのね、「何か聴きたい曲ありますか?」 って。マンダラでもこんなでかいホールでも全然変わらない祥子さん、かっこいー。
そうそう、こんなでかい会場で、やっぱり 4月のスペース・ゼロのときみたいにお客さんの顔が見えなくて不安になっちゃうんじゃ?と心配したのだけど、こっちがステージかっていうくらい、客席にライト当たってた。ライブ中、私の顔は何度もぷるぷるいってた(←要は泣いた)ので、だいぶ恥ずかしかった。
で、リクエスト採用は 【恋のショットガン】 。8月の南青山(←私は不参加) でボロボロだったらしくリベンジ! とドラム叩き語りで。上着を脱いでドラムに上がると、「あ、スティックがない!」 うはは、さっき後ろに投げてましたよ(笑)。リベンジと言いつつ、やはりちょいぐたぐた気味(笑)。というけど、毎回毎回、突然なのによく歌詞が出てくるよなーとそっちの方がスゴイから。間にジャニス・ジョプリン 「Move Over」 はサービス?
ウーリッツアで 【風に折れない花】 のあと、「ここでちょっと休憩いただきます」と袖に消える祥子さん。代わりに大友さんがソロで。うーん、うーん、耳をつんざくような音、単体だとちょっと苦手かも。バンドの中だとこのギターが重要なのだなと感じるのだけど。4月のスペース・ゼロのときとはだいぶ印象が違う。
そんな中、白地に黒の大きめチェックのツーピース?で戻ってきた祥子さん、ウーリッツアで大友さんに合流。【波の化石(ファシル)】 。この曲は知らなかった。レア曲らしい。同じく途中合流したドラム、芳垣さんがかっこよかった〜。
その芳垣さんお休みで、勝井さん、坂本さんが戻っての 【She's Leaving Home】 は中央スタンドマイクで楽器を持たずに。ハードカバーに貼った歌詞を見ながら。キレイな曲。
チェロと 2人で 【かもめ】 と思ったら、ノコギリをぼやややーんと弓で演奏。後にチェロに持ち替えてたけど、この辺りが共演者フィーチャリングって感じで良かった。
新曲、【本当は悲しい関係】 は早口言葉みたいな感じの言葉遊びがあって、明るい曲なのかと思ったらこのタイトル。最近祥子さんは明るい気分なので、できる曲も明るい曲が多いのだけど、暗いときに作った曲だけど気に入ってて、ライブでもよくやってるので、「また?」とか怒らないでね、と前置きして 【忘却】 。
バンドも戻ってきて祥子さんもギターを構え、まずは祥子さんのカッティングから。ここで沸き起こる会場の手拍子に戸惑い、一度演奏を止めて 「あいどんどにーど手拍子」 「もっとこう、ね、体を揺らすとか、他にあるじゃない? ・・・というのはこの曲をやろうと思ったんです」 と 【そしてなお永遠に】 。おおお、ライブ盤で聴いてたけどライブで観るのは初めてかも。祥子さんのギターで始まって、順番忘れたけど次々と楽器が増えていく。この曲確かに手拍子してたら途中で困っただろ(笑)。いやーしかしカッコイイ! 「愛すること、〜」のセリフの後はぞぞぞわーーーっとトリトリ(←鳥肌が立つサマ)。
でこの流れでピアノに移動して 【LOVE/IDENTIFIED】 。うあああーーーー、観たかったんだ! このメンツなら絶対演ってくれるだろうと思ってた。もうめちゃめちゃカッコよかった!
ウーリッツアに移動して 「ねえ、どうして手を離すの?」 この辺になると、もう私の何がシゲキされてるのかよく分からない。この曲の途中で勝井さんの青いヴァイオリンの弦が切れる。き、切っちゃうんだ、ヴァイオリンも(笑)。勝井さん弾きまくりだったのですかさず予備の(たぶん)木目のヴァイオリンに持ち替え。うひゃーかかかカッコイイ!!! 祥子さんもスタンドマイクへ移って客席を煽るが・・・。さっき手拍子を禁止されたからか、どうノッていいやら分からないという感じの客席(笑)。
それでも客席の楽しそうな顔は見えたんだろう。「・・・もう、みんな、シャイなんだから」 と言ったかどうかは忘れたけど、そんな感じで本編最後、【あたらしい愛の詩】 。2年半住んだ京都から東京に帰ってくるという話で、何故か・・・という話をしかけてやめてしまった。いつか、この話も聞けるときが来るだろう。
アンコール、中央でギターかき鳴らし語りの 【Baby it's you】 。で、帰っちゃうのかと思ったら 「何か聴きたい曲ありますか?」 。そこへすかさず、「言葉!」 「・・・暗っ」 。思わず笑ってしまったけどねーまったくもう。どうして祥子さんのファンは暗い曲を聴きたがる人が多いのかなぁ。「せっかくのこの明るい雰囲気を」 と言うので却下するのかと思ったけど、ウーリッツアでかなり入り込む。そしてコレがかなり良かった(笑)。
「ライブを自分でブッキングするようになって 5年です」 という話。5年前に初めて自分で「ライブやりたいんですけど」って電話したのは南青山マンダラ。はじめはほんとに子供のおつかいみたいで何にも分からなかったけど、5年経って、今日こうやって自分の地元(祥子さんは品川から2駅の大森出身)でライブが出来るようになって嬉しい、と。
ああ、そうか、と思った。昔はたくさんの曲を “作らなければならない”という状況だったのだけど、今は作りたいと思って作っているので、1曲1曲がとても濃くなっている。・・・というようなことも言っていた。5年より前、祥子さんがどういう状況だったのか私は知らないけど (何しろファン暦2年やそこらなので)、たぶんメジャーの契約がなくなった、ということなのかな。何もかも自分でやらなきゃならなくなって、最初は戸惑ったけれど、「いついつ、どこどこでライブをやりますって言えば、ライブはできるんだってことが分かった」と。
前々から思っていたけど、メジャーな音楽ギョーカイというところは、アーティストをボロボロにしちゃうんだよな。そういう場所から解き放たれた人の方が、のびのびと好きなことが出来て幸せそうに思える。祥子さんも、カーネーションも、平泉さんもそうだったのかもしれない。もちろん、そういう場所でうまーくやっている人も居るけども。なんとなく私の中ではむこうとこっち、みたいに分けて考えているところがあって、だからそういう場所に殴り込みをかけようとしているカーネーションは強いなぁと思う。
・・・話が逸れた。そんな、祥子さんにとってのこの5年、ペースはゆっくりだけれど、とても充実した創作活動が出来ているっていうことなのかなー、と思ったのだ。そんな 5年間の歌を作りました、と 【Five Years】 。
それからなんとなーく、という感じで弾きだしたのは 【Stay】 。これはほんとに予定外だったんだろか(笑)。「まだもうちょっと、みんなと一緒にここに居たいの」 袖からは SHO-CO-JOURNEY T を着た大友さんがちょっと出掛かって、他のメンバーを手招きして合流。なんかとても微笑ましかった。
最後は 【Goin' home】 。メンバー紹介がてらソロ回しで、坂本さんなんとドリル登場! 「でたー!」 なんて祥子さん喜んでたけど、ビックリしちゃってあわわーーとなってしまった。最後はいつものように、丁寧に丁寧に、3方向へお辞儀をして退場。アンコール、多かったなー。カーネーション並み。あ、もちろん喜んでマス。
<セットリスト> 〜自分メモ&いろんなブログとかから〜
01. True Romance (D)
02. Frederick (P)
03. モノクロームの夏 (W)
04. 夏はどこへいった (W)
05. Get Back (W)
06. 優しい雨 (W)
07. Father figure(P)
08. 恋のショットガン (D)
09. 風に折れない花 (W)
10. 波の化石(ファシル) (W)
11. She's Leaving Home [ビートルズ] (Vo)
12. かもめ (W)
13. 本当は悲しい関係(新曲) (W)
14. 忘却 (W)
15. そしてなお永遠に (G)
16. LOVE/IDENTIFIED (P)
17. Happiness (W)
18. あたらしい愛の詩 (W)
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19. Baby it's you (G)
20. 言葉 (W)
21. あの空に帰ろう (W)
22. Five Years(新曲) (W)
23. Stay [ジャクソン・ブラウン] (W)
24. Goin' home (G)
次もこれまた浜離宮朝日ホールってスゴイなぁ。今度はフル・アコースティックとのこと。アコースティックな楽器と一緒に、とのことだったので誰とやるのかが楽しみだなー。
ブログ検索で久々にお邪魔しました。あやさんもいらしていたのですね。僕も初の「東京遠征」でした。
僕も今回のライブで市場にいと思ったのは「Father Figure」なんですよ。なんか、きゅうにあのきょくがすきになりつつあります。
祥子さんのライブは、年末の拾得二日間をしつこく(笑)行くつもりです。ではでは。
ごめんなさいっ! 川瀬さんのブログ、読み逃げしてました(爆)。コメントつけるには遅いかなーなんて思っちゃいまして・・・。東京遠征が初だったとはちょっと意外です(笑)。
「Father Figure」 、すごく良かったですよね。私も何度目かだったのですが、この日、急に詞やメロディがググッと入ってきました。すごーくいい曲です。
拾得、二日間とも行かれるんですね。私はこれが今年の祥子さん納め?です。今年は祥子さんたくさん観れた気がします。来年、20周年が楽しみですね。新曲も増えてきたし、ふふふ・・・。