2004年10月08日

キンモクセイ

キンモクセイの香りを嗅ぐといつも思い出すお話がある。中学か高校の頃に読んだ、少女マンガの中のお話。

***

高校生の女の子が主人公。小さな頃に交通事故にあって、確か足を少し引きずってたかなんかの後遺症を持っている。

その事故のとき、見知らぬ少年が自分を突き飛ばしてくれたおかげで、その程度の怪我で済んだのだが、助けてくれた少年は代わりに?死んでしまった。その少年は、何故か身元が分からなかったのだが、女の子は、突き飛ばされる直前に、その少年が自分の名前を呼んだのを聞いたような気がしている。

高校生になった女の子は、ある男の子と不思議な出会いをする。写真部だかカメラ好きかなんかの男の子だ。この男の子が不思議な力を持つ子で、タイムマシンのように過去や未来へ行き来出来るのだ。

そして、実は小さい頃のあの交通事故で、女の子を救ってくれた少年は、この男の子だったのだということが分かる。過去へ行ってしまったら帰ってこないことが分かってるから、「行かないで」と言うのだが、男の子は覚悟して過去へ行くことにする。たぶん、そうしないと、目の前の高校生になった女の子は存在しないことになるから。

そして、過去へ行く前に、少し未来へ行って、大学生くらいになったその女の子の写真を撮ってきて、今の(高校生の)彼女に渡す。「帰ってこないけど、何年か経ったら、この写真を撮りに今の自分が現れるから」って。そして、過去へ行ったきり帰ってこなかった…。

この、彼が過去や未来に現れるとき、キンモクセイの香りを纏って現れるのだ。キンモクセイの季節でもないのに、フワッとキンモクセイの香りがする。

***

誰の何ていうお話なのかも全然思い出せない。単行本だったような気がするのだが、それがメインだったのか、メインの後ろについてる短編だったのか。そんなに長い話ではなかったんだけど。

たぶん、ありがちな少女マンガの話なんだけど、なんだか切なくて忘れられない。春と秋に、あの甘〜い香りを嗅ぐたびに、いつもキュンとした気持ちになるのだ。

ところが、私がキンモクセイの香りだと思ってシンミリしていたら、「え?これはジンチョウゲだよ」って言われたことがあるのだ。「え?これはキンモクセイでしょ?」「いや、これはジンチョウゲだよ。実家にあったから間違いない」と。

それから、香りの区別がつかないまま、まぁいっか。と思って相変わらずシンミリしていたのだが、何てことはない。春がジンチョウゲ、秋がキンモクセイだったんですね(笑)季節が違うと嗅ぎ比べられないので、相変わらず区別がつかず、春にもシンミリしていますけど。

そんな話を聞いた旦那。「え?ジンチョウゲとキンモクセイって、別の花だったの?」

え?同じだと思ってたの?

posted by あや at 17:42| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | ふと思う | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私もこのお話読んだ事があって
ずーっと探してます。
たしか読んだ頃は94年〜96年頃。
小学4年〜6年までだと思います。

児童館の図書室で
単行本で読んだような。。
短編のストーリーがいっぱい
あったような。。



Posted by あー。 at 2016年11月04日 11:09
あーさま!
せっかくコメントいただいたのにものすごーくほったらかしでごめんなさい!!!
すっかり寒い寒い季節になってしまいました。
香りに関する記憶って忘れないですよね。
キンモクセイの香りを嗅ぐたびに、今でも思い出します。
もう一度読んでみたいなあ。
Posted by あや at 2016年12月24日 18:06
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