2008年02月26日

2/22 直枝政広 presents 「宇宙の柳ゼミ」 @下北沢 風知空知

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 なんか土日バッタバタで遅くなった(いつもか)。直枝さん presents 「宇宙の柳ゼミ」、行ってきたー。なんかすごく久しぶりに直枝さんに会ったような気がしたよ。て、今月頭に赤坂で会ってるから久しぶりでもないんだけど。

 初めての 『風知空知』、Web で見たよりずっとゆったりしていい感じ。ライブ帰りにとか普通に飲みに来るのもいいかも。席を確保したらチケットでドリンクを。寝たら困るからジュースだよ。するとみんな別に食事を頼んでるみたいなので私もパスタを。開演待ちの間に平らげる。

* * *

 まずは実演から(笑)、ということで弾き語り。ああ、久しぶりだ。この間のタマコとの共演も良かったのだけど、やっぱり弾き語りを聴きたかったんだ。ぶわわーーーっとエネルギーが溢れ出るように、力強い2曲。ああ、私は、世界で一番、この人の歌が好きだ、思う。

 本を書いてから、レコードの方が寄ってくるという話。行きつけのバーなどで 「処分するくらいなら直枝さんに」 という具合に集まってくるんだって。 「レコードの恩返し」 って言ってたな。それからライブではあまりやらない曲を、ということで 【サンセット・サンセット】 。これがねー、すごくよかった! ギターも歌も少し抑えた感じで、つぶやくというよりひとりごとのような。

 チューニングを変えながらポツポツと本を書いたときの話を。内側の、普通では絶対触れないようなところに触れた瞬間があって、それを後で、「チューニングが変わった」と思ったと。そんな Mellow Willow Acoustic Version のなかから 【摩天楼〜】 。この、本の付録の 4曲を聴くといつもバウスシアターを思い出す。映画館に響く直枝さんの歌とギター。平日の夜にたまたま誰も居なくなった瞬間があってね、あれは忘れられないなぁ。なんだかとても神聖な感じ。

 この日の4曲、久しぶりだからか待ち望んでいたからか、ちょっとの間だったけど、なんかすごく強いエネルギーを感じた。あ、話したがってるって思った。ま、このあとたーっぷり語ってくれるのだが。

 1. やるせなく果てしなく
 2. 体温と汗
 3. サンセット・サンセット
 4. 摩天楼に雪が降る(Mellow Willow Acoustic Version)

* * *

 開演待ちの間、壁に貼った布をスクリーンにして映画が流されていたのだけど(たぶんこれも本に出てきた直枝さんのお気に入りのひとつだろう)、休憩時間にはそれがライブ映像に。直枝さんのソロステージ。水やギターの置き方、天井の高さ、髪の長さやシャツを鑑み、うーーむどこだっけ、とぐるぐる考えて、カレーをやめた話で、あ、秋葉原だ!と気付く(←おそい)。

 『やるせなく果てしなく』 〜 『おはよう』 『墨堤にて』 ら辺。そうだ、このときは私が見た直枝さん史上最っ高にお色気むんむんだったのだ。髪の長さといい、シャツの胸元の開き具合といい、もうサイコウ。ひとり悶える。で、この映像、いくつかのカメラで撮ったものをすごくしっかり編集されていて、これは売る気だな、と。売るでしょう? 売ってくれ! あまりのカッコよさにひとり悶絶しておったよ。(隣で観てた nakamura8cm 師匠、スミマセンでした・・・)。あーカッコよかった。しかし 『墨堤にて』 ではあのときのヒリヒリがちょっと怖くなって席を外してしまった。今思えば、あのときこそリアルにチューニング中だったのだな。

* * *

 というわけでゼミの始まり(前置き長すぎ)。 「えー、テキスト○ページ、序文」とか言ってテキストを朗読し、漢字が読めない振りをして笑いをとりつつ、眠たくなる先生を演じつつ(笑)。少し前に名古屋かどこかでライブの MC 中にこんな感じの直枝さんになったことがあったんだよなー。テキストに沿ってアーティストについて語り、レコードをかけ、ジャケを見せ、・・・そのうちテキストほっぽって話すものだからがどこだか分からなくなり(笑)、nakamura8cm 師匠に「これ何?」「どこ?」などと助けてもらいながらガンガンメモ取ったよ。ではでは、印象に残ったものいくつか。

 まず最初に聴かせてくれた、島倉千代子 【すみだ川】 、水谷良重 【ATASHI】 がキョーレツ。ちょっとクセになりそう。 【帰って来たヨッパライ】 はもちろん何度か聴いたことあったけど、こんな最後の方まで聴いたのは初めて。ニール・ヤング 【時は消え去りて】 。最初の音で、あまりにも好みなのでビックリした。直枝さんだけでなく、好きなミュージシャンがフェイバリットに挙げてることがすごく多いので気になる筆頭ではあったのだけど、やばい、ドキドキした。

 エリオット・スミスは一番最初に出てきたので聴いてみたいと思ってた。そのときのことを語りながら、「ギターを抱えて、語るように音楽を作っていきたい」と思ったと。すごく素敵だなと思ったので速攻メモ取ったのだけど、同じように速攻メモ取ったのは、映像で見せてくれた、映画 『とんかつ一代』 のオープニング曲の歌詞 「とんかつが食えなくなったら死んでしまいたい」 。・・・いったい私は何をメモってるんでしょう(笑)。ちなみにエンディングは 「とんかつの油のにじむ接吻をしようよ」 だそうです。ある意味すてき。う、話が飛びすぎた。

 私なんかが聴けていいのかしら、と思うような珍しいとこでは、ボブ・ディランのブートレグ、ザ・フーの 【マイ・ジェネレーション】(モノラル盤)。これ!これスゴカッタ! 「この後のギターソロね」 と耳を澄ますと、ソロというよりもパラパラっという感じのギターだったのだけど、ホントに目の前で弾いてるようでビックリ。 「モノラルなのにこの奥行き」 。ステレオとモノラルなんて、私にはそんな違いなんて分からないんだろうと思ってたけど、これにはビックリ。それからテキスト77ページ(笑)、【ズービー&ピチュ】 ね。「ノイズ」でした。 「・・・そろそろ、辛ーくなってきたんじゃないでしょうか(笑)」

 サンディ・デニーも聴きたかったんだ。でも私は 「これは明日みんな買うね」 と言って聴かせてくれた、ジュディ・シルの方にグッと掴まれた。祥子さんにね、似てると思ったんだ。歌い方とか発音の仕方とか。その旦那、ボブ・ハリスが良かったと言ってる人が多かったのだけど、私はそれが思い出せないくらい、ジュディ・シルが良かった。

 最後は郷ひろみ 『HIROMI ON STAGE』 から 【夢を破らないで】 。ライブ盤です、すっごいのこれ。ヒロミゴー、どしたんだ!といいたくなるような絶唱にファンがキャーキャー。お前らちゃんと聴けよ!みたいな。

* * *

 うあー、すっごい勢いで書いた! すっごくすっごく楽しかった。文章で読んで、話を聞いて、現物を見て、音を聴けて、これねー、ほんとにいい企画だと思う。ほんとにほんとに面白かった。前々から気になりつつなかなか聴けないでいたアーティストとか、どんなにマニアでもそう簡単には聴けないだろうレコードとか、(ほんと私なんかが聴けて申し訳ない)、ホントに濃ゆい 3時間?でした。ビールを飲みながら次々とレコードかけて語って、直枝さんものっすごく楽しそうだった。ごきげん、って感じ。時間が許せばきっと朝まで語ってくれたんだろう。

 私は基本的にオサルなもので、気に入った CD があるとそればっか聴いてるので、あんまり新しいもの(私にとって、ね)を聴く余地がないのだけど、ちょーっとあれこれ聴きたくなった。それにまた次もあるようなので(第2回は大阪だそうだけど・・・ううむ)、次までにはもう少し勉強しておきたい。でないとなんか申し訳ないような(笑)。
posted by あや at 04:03| 東京 ????| Comment(6) | TrackBack(1) | カーネーション
この記事へのコメント
きゃ〜〜ん!!!
あやさーーん、レポ、待ってたよお!!!!
実はすごく待ってたりした(笑)忙しい中ほんとにありがと♪
あやさんが感じた空気が伝わってきて、わたし今すごく楽しい気分です(笑)

弾き語りは「サンセット・サンセット」ってすごくレアですよねぇ。
それと、秋葉原の映像!!! うっひゃぁ。わたしも見たかった!!
あのときの、直枝先生めちゃくちゃセクシーで、先生にメロメロズキュ〜ンでした(朝からテンション高…)
いつも以上に素敵だったあのときの直枝さん。
わたしにもゼヒゼヒ売ってくれ!!!(笑)

いやっはー、本当に行きたかったなぁ。
「とんかつ一代」はわたしもリクエストしたし、マイジェネレーションのMONOは連れも聴きたかっただろうし、ほんと貴重な音源ばっかりでうらやましい。

ジュディ・シル(ライノから出てる二枚組みがオススメ)、サンディ、ニール、エリオット・スミス、全部聴くといいよ。
カーネーションマニアックスであるあやさんは絶対好きだと思うよ。

おっと!もっとコメントしたいんだけど時間が!
インフルエンザも落ち着いてきたので今日から仕事行ってきます。
あやさんのレポのおかげですっげーテンションあがってきた。ほんとありがとう。
よっしゃー、わたしも直枝先生のゼミを受けに大阪までいっちゃおうかな!
Posted by あき at 2008年02月26日 07:30
>ジュディ・シルの方にグッと掴まれた

わたしも!
んで、

>祥子さんにね、似てると思ったんだ

わたしも!(笑)
思わず(祥子さんっぽい…)ってメモ取ってしまったよ。
すぐレコード屋に行ければ良いんだけど、時間がないのでネットで検索しました。
とりあえずCD買おうかと。
本当は本に載ってる人、全部視聴とか出来ればいいんだろうけど、なかなか難しいから、こういうイベントって有難いよね。
本を読むだけで終わらず、ちゃんと音楽との出会いにつながって行くというかー、ってそのための本か(笑)

スクリーンの映像、月見ルじゃん?なんて言ってました。恥ずかしい〜。
Posted by yama at 2008年02月26日 09:25
お、力入ってますね!先日はどうも。
私もジュディ・シルさっそくAmazonで注文しました。(あきさんお薦めの二枚組みを)
そうだ、エリオット・スミス。2曲目にかけた「For No One」のカヴァーが物凄く寂しい(ショボイ、ではなく)音で、なんだか人柄が伝わってくるような感じで、いいなあと思った。
大阪は多分行けないので、レポよろしく!
Posted by nakamura8cm at 2008年02月27日 01:38
○あきちゃん
待っててくれてありがとうー。嬉しいです。
【サンセット・サンセット】 ってだけでレアなんだけど、あのギターまで独り言のような感じがすごくよかったのよー!
秋葉原はねえ、やっばかったよね、あのときの直枝さんは異常なくらいカッコよかった! 私もまた観れると思ってなかったからすごく嬉しかった。ほんとに是非是非売ってくれ!!!
講義の方もほんとに充実していて、私なんかよりももっと音楽に詳しい人たちこそ聞くべきなんじゃ?と思ってしまいました。ま、次があったらたぶん行くんだけども。(大阪はまだわからんけど)
あきちゃんは最初から直枝さんのオススメを聴き広げていってたよね。えらいなぁと思ってました。私もこれから少しずつでも聴いていこうっと。

○ yamaちゃん
ねねね、やっぱり思ったよね?? 特に最近の、ライブでの祥子さんに似てる気がした。帰って YouTube で観たのはそんなでもなかったんだけど、直枝さんがあそこでかけてくれた曲はすごく似てる!と思った。
祥子さんもジュディ・シルをフェイバリッとアーティストに挙げているみたいね。いつか歌ってくれないかな、ていうかもう既にどこかで歌ってそう。

>本を読むだけで終わらず、ちゃんと音楽との出会いにつながって行く
いやほんとほんと。本だけでも勉強になるわーと思ったけど、どこから手をつけていいか分からなかったりするから、ほんと、“ちゃんと” 出会いにつながるね。リアルにショックだものな。
スクリーンの映像、私も 「月見ルかなー」 とか言ってたんだけど、nakamura8cm さんが 「そんなに天井は高くない」と。やっぱ観てるとこが違うわね(笑)。

○ nakamura8cm さん
いやいやー、お世話になりました、ほんとうに。あら、やっぱりジュディ・シル! 直枝さん、予告どおりになってますねー。うー、ニール・ヤングから行こうと思ったんだけど、やっぱり私もジュディ・シル、行っちゃおうかなぁ。
エリオット・スミス の 「For No One」 はあんまり覚えてない・・・、と思ってメモ見たら、記事中に書いた直枝さんのコトバにしびれている最中だったみたいっす(笑)。でもこうやって他の人の気になった曲を聞くのもイイですよね。次は気をつけときます。え、大阪? だから行くなんて言ってないじゃないすかー。日程も出てないし(笑)。
Posted by あや at 2008年02月27日 02:21
もうレポが上がってる!
仕事早いですねえ。見習いたいです。

休憩中に流れた映像、私もずっと「どこだろう?」と思ってました!
秋葉原だと気が付くまでこの喋り見た事ある〜でもどこだろう〜と
頭の中で?がいっぱい飛びかってました。
秋葉原と判明した時非常にスッキリしました(笑)
映像が残っているのなら、いつか世に出てくれるものと信じてます。

そしてあやさんの横にいらっしゃったのはnakamura8cmさんだったのですね。
ずっとダンナさんかと思っていました…
Posted by ななこ at 2008年02月27日 23:52
ななこさん、どうも〜。
いやー、後ろが詰まってると頑張るんですけどね。詰まり過ぎてるとへこたれて放置、ですが(笑)。

ライブ映像、確か 『やる果て』 の途中で、サラッと 「あ、まちがえた」 と言ってまたすぐ歌に戻ったんですけど、それが妙におかしくてものすごーく見覚えがあったんです。私も秋葉原と分かるまで結構かかりました。発売信じて待ちましょう!

うははは、うちの旦那はああいう場には絶っっっっ対、来ませんからね(笑)。
Posted by あや at 2008年02月28日 01:01
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「No Goodbye」 カーネーション 1997年(サイン入り)
Excerpt: 「宇宙の柳ゼミ」第一回に参加した。
Weblog: 失われたメディア-8cmCDシングルの世界-
Tracked: 2008-02-27 01:40