2008年03月29日

3/27 全国アナログプレイヤー普及委員会 第一回東京総決起集会 @南青山MANDA-LA

全国アナログプレイヤー普及委員会(略してレコプレ)
第一回東京総決起集会 “アナログ盤の未来とその可能性”
〜レコード鑑賞会&トーク、参加者参加のフリートーク、鈴木祥子ミニライヴ〜

出演:鈴木祥子、藤本国彦(CDジャーナル)
ゲスト:オニキユウジ

F1000238.jpg  F1000239.jpg  F1000240.jpg

 全国アナログプレイヤー普及委員会(略してレコプレ)、第一回東京総決起集会 “アナログ盤の未来とその可能性” です。・・・何故か繰り返し言いたくなる(笑)。

 いつものライブではなくてトークが中心。先日の直枝ゼミに雰囲気は似てたかな。でも、アーティストへの想いというよりも、タイトルどおり、レコードで聴くことの意味、レコードがどんな風に素晴らしいかについて、だった。専門的な用語を使ってではなく、祥子さんの、すごく感覚的な言葉で、「よく分かんないんだけど、なんかこんな感じ」、という話で、そういうの大好きな私はすごく親近感を持って共感できた。


第1部 ジャズ・クラシック編

 3部編成の中で一番印象に残った。レコードで聴く、んだったらロックよりもジャズ・クラシックかなぁーとか。特にチェンバロがすごくよくて、ドイツに行った時に訪れた教会とか、ちょっと肌寒かった空気をずっと思い出してた。

 そのチェンバロで、同じ人が同じ曲を演奏しているのだけど、録音の年代がチガウ、というものの聴き比べをした。最初に古いほうをかけて、次に技術の進んだ新しいほうをかけて。新しいほうを聴いているときに、私は、さっきの方が良かったような気がする・・・けど、でも新しいってことはこっちの方がいい音のはずだよなぁ、なんてことを考えていた。

 そしたら、祥子さんも古いほうが好きなのだと、古いほうがその場の空気まで含んで伝わってくる、という話。そして、「そもそも、 『いい音』 って何?」 。それを聞いて、ああそうなんだ、レコードを聴くってことはそういうことなのか、て思って、なんか感動した。


第2部 青春ポップス、ロック編

 トークゲストにオニキユウジさん。アメリカ生まれアメリカ育ちのオニキさん(実はジャズ少年だったらしい)の、青春の 1枚は・・・。井上陽水 「氷の世界」(笑)。それに対抗して祥子さんは ユーミン 「コバルトアワー」 など。祥子さんの青春、79年のレコードがたくさんかかった。ここはホント、「ねえ、うちにレコード聴きに来ない?」 という雰囲気だったな。

 そんな中ですごく印象的だった話。レッド・ツェッペリンが好きだったというオニキさんに、日本ではジミー・ペイジがギターが下手だと言って評価が低いのよね、という話で、「それを聞いてショックだった。だって好きだから聴いてるのに、上手い下手なんて関係ないじゃん。そもそもロックっていうのは、良くないもの、なわけだから」 と。

 いろいろ突き詰めていくうちに、それはアメリカと日本の宗教観の違いかな? 国際摩擦? なんて話になってたけど(笑)、ここでも、「じゃあ 『いい音楽』 ってなんなのか」 と。そういうとこで、またじーんとした。そうだよね、そうだよね。私もそう思う。むしろ、不完全なところにこそ魅力を感じる。それを、少しだけムキになってる風に言ってたオニキさん、ちょっとイイかも(笑)。


第3部 ノスタルジーと未来編

 最近のアーティストの中でも CD とレコードと両方出している人をいくつか紹介。その中で、この間発売になった鈴木慶一さんの新作 「ヘイト船長とラヴ航海士」 を。あー実は今度街へ出たら買おうと思っててまだ買ってない〜。このアルバムは CD でも 普通の CD と 5.1サラウンド?の 2種類あって、アナログはなんとモノラル盤なのだとか。

 この日の話の中にもモノラル盤の話が出てきて、ついこの間までそんなものの存在すら知らなかったのに、やや付いて行けてる自分がウレシイ・・・なんてね。直枝先生ありがとう! ここでは CD はかからなかったので聴き比べはできなかったけど、ふっとい音。思わず天井から 2つずつぶら下がるスピーカーを睨む。ううーむ、・・・両方買っちゃう?と一瞬思ったぜ(笑)。

 その他、お客さんが持ってきたアナログをいくつかかけたり。その中にカーネーションの 7インチが(笑)。B面の 「REAL MAN (Live)」 かけてくれました。懐かすぃ〜。

* * *

 祥子さんがゲストの方たちとお話して終わりになるかと思いきや、お客さんからアナログがわらわら集まってきたり、「何か意見はありますか?」 と言われて、手を上げてお話しする人が居たり、なかなか 「総決起集会」 らしい集会になった。レコードから CD へ切り替わったのが 88年。世代的にレコードに思い入れがない人もいる。

 そういう私も、自分でレコードを買ったのは高校の3年間くらいなもの。その前?は、なぜか父が ABBA が好きで、休みの日にはよく爆音でかかってのを憶えている。ビリー・バンバンや 小椋佳が好きだったのは母だろうな。そうだそうだ、いろんなこと思い出してきた。両親は効率のいいボックスセットが好きだった(笑)。私がたぶん一番聴いたレコードは、いろんな作曲家のピアノ曲集、たぶん10枚組みくらいの緑色のボックスセット。中でもショパンが好きで、そればっかりを聴いてたような気がする。藍色のボックスはオーケストラのセットだった。あと、童謡がたくさん入ったセットもあった。・・・とまあ、レコードに思い入れがないわけではないか。

 私はレコードから CD への切り替えはものすごーくハッキリしていて、87年4月、実家を出て東京の寮に入ったときだ。実家に居るときはしつこくレコードを買っていたけど、寮に入るのに、もう無くなるといわれていたレコードプレイヤーを持ち込むわけには行かなくて、CDラジカセを買ってもらったんだ。そこから CD 一直線。レコードは実家に置いてきたはずなのに、実は数年前からごっそり行方不明。「絶対に捨ててない」 って言うんだけどねぇ・・・。

 ・・・あ、恐ろしく話が逸れた。

 実はこの日は、レコプレの会員証封入で、アナログ7インチEP というのが買えるはずだったんだけど、アメリカのプレス工場のトラブルで間に合わなかった。そこで、急遽予約受付後発送となったのだけど、ジャケだけはアル、ということで、予約した人全員に祥子さんがサインを!!! 実は私、関西方面から 2枚代理購入を頼まれており、後日発送は京都にお願いしたのだけど、ジャケは 3人分、キッチリいただきました。帰りの満員電車がコワかった〜。裏面は祥子さんが書いた原稿をオニキさんが英訳したもの、ですって。すごいステキ!

 あ、そうだ、ライブはほんとにほんの少し。2部の終わりにオニキさんのギターと 2曲。それから最後にピアノで 【Father Figure】 、 【5years,/AND THEN...】 。それから新曲! ちょっと個人的にビックリしてドキドキしてしまった。が、それはまあ置いといて、こういう雰囲気の恋の歌は久しぶりかもしれないね。

* * *

 この日、会場にいても帰る途中もずーーっと考えていたことは、こうやってゆっくりじっくりレコードを聴く時間を持ちたいなあ、ということ。将来そんな風になれたらいいなぁ、・・・なんて思ったとき、何かオカシイって思った。今だってやればできるのに、やらないのは自分じゃん?て。

 毎日の生活の中で、そういう時間を持てないこと、何が原因か分かってる。仕事じゃない、家事じゃない、ライブに行くことじゃない。・・・でも今、ライブに行くことと同じくらい楽しいんだよね。それさえ止めれば、いろんなことの多くは解決するってことは分かってるんだけどね。わはははは・・・。
posted by あや at 01:40| 東京 ?J| Comment(7) | TrackBack(0) | ライブ
この記事へのコメント
一昨日はお疲れ様でした。

イベント非常に楽しかったですね。

特にHさんの名調子には
一色さん直系の感じがあったと思います(笑)。

でも、何より祥子さんの歌に感動した私です。
Posted by Sugar at 2008年03月29日 07:20
Sugar さん、おはようございます。
早起きさんですねぇ。じゃなくて今頃お休み中ですか?

Hさんは最初は緊張されていたみたいでしたが、だんだん調子出てきたみたいでとてもおもしろかったです。お話を聞くのは初めてだったのですが、一色さん直系・・・なるほど、そうなんですね(笑)。
祥子さんの歌はいつも胸の深ーいところに響きます。レコードもいいけど、やっぱりライブが一番だなー、と思いながら帰途に着いたのでした。
Posted by あや at 2008年03月29日 10:53
お疲れ様でした(2)。
週に2回、S浜さんとは森川さんでもお会いしたので
週3ってなんか不思議な感覚です。
祥友モードでほとんどお話は出来ませんでしたが
元気でなによりです。
祥子ライヴでは祥友優先になってしまいますので
ご了承ください(笑)。

ちょっとレポで気になったことが2つ。
ジャズ・クラシック編でのチェンバロの聞き比べは同じ録音。
ただアナログにした時期が違っていて2枚目はリマスターされているので音が違うのです。
ミキサーという音の調節する人によって変わるということです。
だからあんなに違うと別モノに感じますよね。不・思・議。
この前の祥子さんのベストもリマスターされていて
以前のCDとは音が違います。
個人的には以前のモコモコした音のCDが好きですね。
今度出るボックスもどうなっちゃうのか、正直不安です。
でもイイ音ってその人によって違うからこれがイイ音だ−!!とは言えないです。好きな音ならわかるけど。

祥子さんのEPは7インチではなく10インチ。
25cm盤です。カーネーションは7インチ。
これもジャズに多かったサイズです。でも33回転って?
45回転のほうが音がいいのに、
音にこだわるならツメが甘いですよ、祥子さん。
でもそんなところがらしいかな、とも思いますけど。
ちなみにカーネーションは45回転、さすが直枝さん。

細かいこと書いてスミマセン。
レコマニアはこんな感じです(笑)。
直枝さんが昔行っていた今は無き大井町ハンターには
こんなヤツがいっぱい。もちろんボクも常連(笑)。
それにしても祥子さんのライヴはいいなあ。
また悩んでしまっていますが
チケット来てから再度考えることにします(笑)。

明日は廃校フェス。たぶんウロウロしているので
見かけたら声かけてやってください。






Posted by ほしぴー at 2008年03月29日 17:11
ほしぴーさん、再びどうも!
「元気でなによりです」 にウケました(笑)。もうー連日大変ですよね、お互い。実はあんまり元気じゃありません。眠いよー。

訂正ありがとうございますー。
あのチェンバロ、同じ録音だったんですね。でもでもでも、・・・ということは、最初の音の方がよりホンモノに近いってことのような気がするんですが・・・違うのかな。というと、そもそもホンモノとはなんだ?になっちゃうか。ライブでも聴く人によって印象違いますしね。

祥子さんはそうでした10インチ! 岡村ちゃんトリビュートと同じだ、と思ったのでした。おかしいな、どっかから引っ張ってきたんだけど、と思ったら、最初 7インチの予定だったのが、7インチに入りきらなくて 10インチになったって言ってましたね。回転数は EP が 45回転、LP が33回転というイメージですが、決まってるわけじゃないんですね。岡村ちゃんの 10インチは今見たら 33回転でした。

廃校フェス、土禁ですよ! 携帯スリッパ持ってくか、と思ってたら、今日の青山さんで会ったカーネーションファンの人が 「踊るのにスリッパじゃぁ・・・」 と言ってたのでムムムと思ってます。上履き、いや、体育館履き買うか?みたいな(笑)。
Posted by あや at 2008年03月30日 00:31
連日連夜お疲れ様です(笑)。
ほんと笑っちゃうくらいライヴ行ってますね。素晴らしいです。

ミックスについてですが最近は音がハッキリしている分離の良い音が主流なんで祥子さんのアナログ論は時代に逆行している感もあります。チェンバロは最初の盤のほうが絶対イイ。だからジャズ・ファンなんかは何十万も出して初盤買うんでしょうけど(それだけじゃなく、初盤はマスターが傷んでいないという点でも音がイイ)。クイーン『オペラ座の夜』なんかでも30周年記念盤より当時のアナログ盤のほうがイイ音で鳴っています。まあ、これも個人の好き嫌いになるんでしょうが。なんで祥子さんの新譜も言い出しっぺなんだからアナログ&CDで出して欲しいところです。しまった、またレコマニアの長い文に...なりそうなんでこの辺で。

PS/『廃校フェス』は土禁ですか!女性は大変だー。
男はそのままですよ。たぶん靴下で行っちゃいます!でも穴が空いていないかチェックしないと(笑)!少年ナイフも見たいのでその前あたりから参戦予定。
Posted by ほしぴー at 2008年03月30日 09:15
こんばんは。
どんなイヴェントになるかと思ったのですが(レコードの販売中止も直前の深夜に届きましたし)、予想以上に面白い試みでしたね。
何よりも、祥子さんのご機嫌が麗しかったので助かりました(笑)。
帰りはドタバタしてロクにご挨拶もできませんでした。またどこかでお会いしたら、声掛けてください。
Posted by 川瀬 at 2008年03月30日 23:42
◎ほしぴーさん
本日はどもでした。ご一緒できてよかったです。
私は音についてそんなに違いの分かる女でないと思っているのですが、チェンバロの違いが分かって、で、その好みが祥子さんと一緒てのはウレシイですね。それが時代と逆行してるのだとしても、好き嫌いは関係ないですもんね。

◎川瀬さん
先日はいろいろ気にかけてくださってありがとうございました。
イベント、私もまったく想像できませんでしたが、ものすごくキレイにタイトルどおりになりましたね。発売延期は私もビックリ。自分の分だけじゃなかったし、どうしようかと思いました。でも、それで全員サインなんてサプライズプレゼントになったので、イインデスカ!?という感じ。
ひょっとしたら 6月にお会いできるかもしれません。またよろしくお願いします〜!
Posted by あや at 2008年03月31日 00:58
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/91409933

この記事へのトラックバック