2016年08月21日

カーネーション 『Multimodal Sentiment』 全曲語り

Multimodal Sentiment.jpg 発売から 1ヵ月過ぎ、すっかりタイミングを逃しつつありますが、実はちまちま書いてました、カーネーション ニューアルバム『Multimodal Sentiment』 全曲感想。

 4年ぶりなんだねえ、そしてこの 4年の間にソギーで 2枚もアルバム出していたのか。カーネーションはずっと止まらず活動していたので、そんなに経ったのか!と思ったけど、カーネーションでのアルバムはやっぱり嬉しい。

 現在、東京と京都・大阪のインストアイベントとアコースティックライヴ(ゲスト:西村さん)が終わって、バンドでのツアー待ちというところ。←あとから読む自分のために記録。

* * *

01. まともになりたい

これはライヴで披露されていた曲。最初に聴いたときはなんつー歌なのよとびっくりしたな。なんといっても 「こんなんじゃあ〜 (きゅいーんきゅいーんきゅいーーん) あんまりだあ〜 (きゅいーんきゅいーんきゅいーーん)」 のギター (by 松江きゅん♪) がたまらない。レコーディングには絶対呼んでよね!と念を送っていました。インストで聴いてうっすら宇宙ピコピコに気づく。自分のことを歌っているようだけど、実は誰かのことを歌っているようにも聞こえて、ああ、そうだよな、私もまともにならなければ… などと思ったりも。

02. WARUGI

このアルバムで一番度肝を抜かれた曲。初めて聴いたのが代々木のラジオ公録スタジオ前で、思わず 「ちょっと! なにこれ!」 と叫んだわ。直枝さんの歌い方のせいだろうか、日本の古い民謡というか、盆踊りみたいと思った。あとで調べたら、盆踊りとファンクはリズムが似ているらしいので、あながち間違った感じ方ではないようだ(笑)。しっかしこれはインストがめっちゃかっこいい!! ベースかっけー! 惚れる! 大谷さんのサックスもやっぱお祭り感なんだよなー。 直枝さんと西川さんのギターの掛け合いもかっこいい。歌詞はきっついよねこれ…。ちなみに私、目玉焼きには “塩” 派です。

03. Lost in the Stars

この曲もライヴで初めて聴いてすっごいかっこいい!と思った。古いドラマの挿入歌みたいな感じだなと。このぴゅーーーーというこれまた宇宙な感じ。宇宙では風は吹かないよ、けどカーネーションの曲はよく、「宇宙で風が吹いている感じ」 と思うことがある。Lust in the Wind:風の中の欲望。なんか本当は、こっちなんじゃないかなっていう気もしている。Lost in the Stars のほうが、直枝さんぽいけど。

04. いつかここで会いましょう

これは泣く、泣いちゃうよもう。ひとことでは語れないな。しゅがちのウーリッツァがツボ過ぎる。それとうっすらキュワチョコギターが鳥羽さんを思い出させるのだ。

 時はただ痛みを鎮めてくれるけど忘れちゃだめだ
 円描く鳥の群れ指差してほら 歩いてゆけそうかい?

 悪い夢もう二度と見ないでおくれ
 悲しみけとばして


いろんな複雑な思いのこもった歌だと思う。切なくてたまらない。カーネーション、これなのよ〜的な。…だめだわもうこれ以上は書けない。とにかく参っています。

05. Pendulum Lab

すごくかわいい曲! ここでもうっすらピコピコが。直枝さんは美味しいものを食べたときに 「美味しいなあ」 と、可愛いアイドル見て 「可愛いなあ」 としみじみ言うと、大阪のインストアで安田さんが話してくれた。なんていうか、この曲がこのアルバムで一番、力を抜いて聴ける。最後のほうに、気になるフレーズはあるけれども。

06. 跳べ!アオガエル

最初これ、直枝さんの声じゃないのかな? と思った。徹夜明けで録った歌かな? 哀愁漂うギターが極悪!(笑)。これ痺れるわ〜。最後まで極悪なのだが、いろんな音がどんどん被さってきていつの間にか最後は宇宙。ゆうすけちゃん天才すぎる! これインストで聴くとすごくよく分かる。スネアの音がたらいに雨が落ちる音みたい(笑)。

07. アダムスキー (Album Mix)

「壁穴からねーこー♪」 には何度もふにゃーっとさせられた。この曲ができたくらいから、以前のカーネーションが戻ってきたなあと感じてた。何が出てくるだろう? ってワクワクするようなカーネーション。アルバムバージョン、最後の全員ソロが松江きゅんプラスでさらにすごいことに!! あああ、ライヴっぽいなあ。最後の歌のところ、裏で何を歌っているの…?

08. Autumn's End

これを最初に聴いたのは試聴室。「ダンシングハクビシン」 というフレーズを先に聴いてしまってプププとなりながら聴いたのだけど、これももうええええ?! という感じでビックリ。Key の音が懐かしいというか。なんというか、映画とかで外人が描く日本みたいなイメージ。 「恋をしよーよー」 のデドデドデドデドデドってとこ、大田さんがどんな風にしてベース弾くのか楽しみ。むふふ♪

09. E.B.I.

これは 「えび」 ではなく 「イービーアイ」 と読むそうなのだけど、最初のインパクト強すぎてエビフライに決定。とんかつと違ってエビフライは高いからなかなか頼むのに躊躇する。エスカロップはこれは絶対食べてみたいのでツアー北海道お願いします。とぼけた歌詞のようでキツイの挟んでいるよね。「ちゃんとしなきゃ」 って思っている状態の心情って、結構キツイと思うよ。

10. 続・無修正ロマンティック 〜泥仕合〜

靖子ちゃんの声の生っぽさ、表情、どきどきするなー。一瞬で引き込まれる。共作の歌詞が独特の世界。そこからふっと、直枝さんのところへ戻ってきたりしている。寂しいのか切ないのか。…ふたりは、本当にまだ出会ってないのかな?
演奏ではストリングスがほんと素敵。ゆうすけちゃん天才! これもインストを楽しみたい。

11. Blank and Margin

これもすごい! これは 「ヘヴン」 だなあ。千と千尋〜 の電車のシーンのイメージ。雲の上というか中というか(←雲が映っている水の上だった)。歌詞がもう切なくて切なくて、ちょっとツラくなるくらい。 Blank and Margin、空白と余白、「同じことですよね」 「そうですね」 というやりとりがあったけど、違うよね。余白の中心には何かがある。けど、空白の中にはなにもないのだよ…。

12. メテオ定食 (Album Mix)

アルバム通して聴いてきて、ここへ来るとなんだかホッとする。シングルだったし早くから聴いてきた曲というのもあるのかもしれないけど、この曲には一度ガツンとやられてひと泣きした。

 でも何か忘れてないか?

日々の生活 (ほとんど仕事) に追われ、そんなもんだと思っていた自分。立ち止まっていろいろ考えた。私何が好きなんだっけ? と。←継続中。とても大事な曲です。

* * *

 実はこのアルバム、最初に聴いたときにタイトルである 『Multimodal Sentiment』 “多様な感情” がどどーーっと流れ込んでしまい、ちょっと平静ではいられなかった。

 「WARUGI」 と 「Autumn's End」 を先に聴いてたからね、本当にどんなアルバムになるのか見当もつかなかったから。けど覚悟していたよりずっと、やっぱりカーネーションだった、ということ。「おれの基準は切なさ」 (PARADISE EXPRESS) のとおり、やっぱりこの “切なさ” がカーネーションなのよね。

そして歌詞カード最後の湯浅さんのライナーも 「切ない思いがいったいいつまで続くのだろう…」 で始まるの。これもまた良すぎて泣けた。ほんとに泣いた。

 みんな 「すごい! 最高! 楽しい!」 っていう感想だったので、私は最初、そんな風にわああ!ってできなくて、ちょっと戸惑った。それで、インストをしばらく聴き続けた、というのもある、かもしれない。まあ魚座なんで、そして私はいつも “そういう担当” なので、それが私の感じ方なんだなあと、しみじみ噛みしめたのであった。

 けど、そんな風に思ったのはどうやら私だけじゃないし、インタビュアーさんの中にも 「最初はとっつきいにくいと思った」 と書いてた人がいて、やっぱり感じ方は人それぞれ。そういうところもカーネーションだなあと思う。

 そして、インストアイベントを追っかけて、ライヴを観て、たくさんお話を聞いて、達成感でいっぱいなふたりの表情を見て、よかったなあ…!というふうに変わっていった。音楽は最高なのでね、インストを体に入るほど聴き続けてよかったなーと思う。そのほうが、隅々まで音が聴こえるし、歌入りで聴いたときに聴こえる音が増えた気がした。もちろん、歌も、私をこんな状態にする歌詞も最高です。

 インストア回って、特にアコギ&ベースのふたりカーネーションの進化の速さがすごくって、今は全身で、バンド編成でのツアーが楽しみで仕方ない。今の時点ではまだ、東京・大阪しか出てないけど、今回はあちこちあるんじゃないかなーーと思って、発表を待っています♪

posted by あや at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | カーネーション | 更新情報をチェックする
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