※記事中、一時的に伏字を使ってます。
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私は高校生の頃、CC●のベーシスト、渡辺●樹さんが大好きだった。(一時的に伏字。●は英)
それはもう恋以外のナニモノでもなく、雑誌を眺めてはため息をついて涙ぐんだりしたものだった。
この間、ふと思い出して、インターネットで検索してみた。
感動…!私がこうなってたらいいなって思っていたとおりの人になっていた。
CC●を解散した後に組んだ●oThM(一時的に伏字。●はV)というバンドで今でも活動して、当時のCC●のメンバーや野村よっちゃん(たのきん!)なんかとも時々ライブをやったりしているらしい。メンバーだった5人ともが未だにつながっているということも嬉しかった。
この●oThMっていうバンドは、私も結成の頃ライブに行ったことがあって、このとき●樹さんが投げたエビアンのボトルをキャッチし、他のファンにどつかれながら死守して持って帰ったということがある。(…今はもうないけど)
渋谷のエッグマンで、よっちゃんとのライブを見たときは、あまりの至近距離に緊張して動けなくなってしまった。
これが多分、94〜5年の話だから、10年くらいは同じバンドで活動しているんだな。
好きな仲間に囲まれて好きな音楽をやって、昔からのファン(とその子供たち)ともBBQしたりして、アットホームでとても楽しそう。
すごいウケたのは、小学校のPTA会長をやってたこと。イベントで小学校の体育館でバンド演奏をしたり、校長先生と夜中まで飲みに行ったりしたらしい。ウケた。やっぱり好きだ。こういうヒト。
ちなみにこの英樹さん、直枝さんとおない年なのだ。●樹さんは早生まれだから正確には同学年だけど。
ミュージシャンってメジャーであれば幸せってもんじゃないと思う。
ヒットチャートで表に名前を出して活躍していなくても、スタジオミュージシャンとかプロデューサーで評価が高い人もいる。
それだけで食べていけなくたって不幸じゃないと思う。「音楽を続けられる環境があるだけで幸せ」と感じられる人だったら、それで充分なんじゃないかな。
実際、CC●のメンバーだった5人とも未だに音楽を続けている。それが何より嬉しい。
ボ・ガンボスにいたKYONが好きで、やっぱり数年前にずいぶん追っかけたんだけど、彼の生き方がミュージシャンの理想の姿じゃないかと私は思っている。
佐野元春やオーガスタ関係(元ちとせとか山崎まさよしとか)のバックバンドででかいステージに立ち、スタンディングで100人くらいしか入らないような小さなライブハウスで、気の合う仲間を集めてライブをする。お酒飲みながらのライブで酔っ払ってたり、Startが1hも押したりしたこともあった。
彼の魅力を一番感じられるのは、やっぱり自分が好きでやっているこういう小さなライブハウスだったな。(お歌はちょっとアイタタなんだけど)
20代前半に、私はアマチュアバンドのスタッフをやってたんだけど、その頃はみんなメジャーになることばかり考えてた。
一人やめ、二人やめ、リーダーだったボーカルは夢を諦めて田舎に帰ってしまったんだけど、でも少し前に連絡を取ったとき、「地元でも音楽やってるよ。趣味でやるんで充分だって思えるようになった」と言っていてとても嬉しかった。
なんか、楽しそうにしている英樹さんを見て、いろんなことを考えてしまったのでした。今度、ライブに行ってみようかなぁ…。
でもなぁ、インディーズの方が結構大変なのよね…。ライブも多いし座れないし。
それにしても、インターネットなんかなかった昔はインディーズの情報はライブ会場で配られるチラシだけが頼りだったものね。ホント便利な世の中になったわ。